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「たっだいま!」 空五倍子のもふもふに飛びつく。実はもの凄くこのもふもふが大好きだったりする。のだが、空五倍子にガバっと剥がされた。 「姿を見ないと思ったら何処に行っていたのであるか!心配したので─って!、ちゃんと聞かぬか!」 紺にちゅーしちゃったー!とテンション高めに帰ったのに空五倍子は腰(なのか分からないけど)に手(羽?)を当ててお説教モード全快だった。 「空五倍子五月蝿い…」 「五月蝿い!?な、なんと…!」 「ね、ね、梵は?露草は?」 二人の姿が見えずに空五倍子に尋ねるが、空五倍子は先ほどの五月蝿い発言にショックを受けているらしく私の言葉なんて聞こえてない。というか、二人の姿を探そうにも空五倍子が邪魔で見えなかったりするのだが。 「」 「あ、梵!ただいまー」 「まったく…、姿が見えないと思ったら何処に行っていたんだい?」 「ちょっとそこまで、ね」 「面倒事を持ち込むんじゃないよ」 「違うよー!あのね、ちょっと楽しいことがあって 聞きたい?聞きたい?」 「はいはい。ほら、聞いてあげるからじゃれるな。狗尾草をあげないよ」 習性というか、なんというか。梵にじゃれながら纏わりついていると、梵は心得ているとばかりに懐から狗尾草を取り出して、目の前でちらちらと動かす。私の視線は自然にそちらに移る。 「梵いじわる!」 「今更だね」 「もー!狗尾草いらないもん!聞いてよ、あのね!」 「なに?」 「今日ちょっと遊びに行ったら『白紙の者』に会っちゃった!」 「…、君余計なことしてないだろうね?」 「してないよ!…うん。」 梵からじと目で見られる。ちょっと後ずさりしてしまう。 「白紙の者には何もしてないけど…」 「けど?」 「んっと、そのお友だちと良い仲になっちゃった!」 呆れた視線を寄越す。 「春だからって盛るんじゃないよ見っとも無い…」 「盛ってない!!!」 次へ あさきゆめみし3/7 (ヒロインちゃんバカ扱い…なんの妖か分かってきたと思いますけど、そうそうあの動物ですよ。) |