真田幸村編「…本当によく食べますよね」「もふたふぇぬのか?」 「いやいや、解読不可能です。食べてからお願いします。」 「ほへれはひふれいいたふ」 あぁ、さっきまで餡子、黄粉、醤油、御手洗とあんなにたくさんの種類の団子がこれでもか!ってくらいお皿に山積みになってたのに。あと数えるくらいしか残ってない…。幸村さんは手を休めることなく次から次へと食べている。私も甘いものは好きだけど、流石にこの量は胸焼けしそうです…。 「ぐふ!?」 「はいはい、誰も取りませんから。ゆっくり食べていいですよー」 お茶を幸村さんに手渡して、背中をぽんぽんと叩いてあげる。…喉に詰まらすくらい急いで食べなくても、誰も幸村さんのお団子に(怖くて)手出せないんだけどなぁ。多分手を出したら「烈火ぁぁあああ!」ってことになる。全身大やけどだ。 「す、すまぬ…」 「でもそんなに食べて夕餉食べれます?もうすぐですよ?」 「ん?それは大丈夫だ。甘味は別腹なのだ!」 「…そうですか」 要らぬ心配だったらしい。 隣で必死に食べている幸村さんはとてもじゃないが武将に見えない。これで戦場に出てるのかと思うと心配しちゃうんですけど。本当に虎の若子?紅蓮の鬼?…すみません、想像が出来ないです。 思いに耽っている間に幸村さんは団子を間食したらしい。(すご…っ!) ふぅ、と一息ついてお茶を飲んでいる。 「おいしかったですか?」 「うむ!やはり団子はあの店が一番でござるな!」 爛々と瞳が輝いている。この団子(甘味)への情熱は何処から来るんだろうか…。 「まぁ、おいしいですよね」 「殿はあまり食されていないようだったが、気に入らなかったか?」 「え?食べてましたよ。」 というか、食べようとしたら幸村さんが悲しそうにこっちを見るからあまり食べれなかったけど。それでも3本食べたし。余は満足じゃー。 「そうか。それは良かった。いつもは佐助があまり食べさせてくれぬ故今日はいっぱい食べれて幸せであった!」 「え?佐助さんにあまり食べさせてもらえないんですか?」 「そうなのだ。佐助が『団子は1日3本!』と決めてな。だから佐助が居ぬ間に時々こうして…」 「…あの、幸村さん」 「ん?」 「非常に言いにくいんですけど、でも言わないとこれ以上ボロ出しちゃうと幸村さんの身が危ないと思うんですよ…」 「某は負けぬが…?」 「いや、そうではなくて…、あのー、さっきから佐助さん後ろにいますよ?」 …今日も甲斐は平和です。 ▲もどる |
伊達政宗編「Good morning!My honey!How are you today?」すっぱーん、と襖が開いたと思ったら政宗さんが素晴らしい発音で朝の挨拶をしてきた。 「I’m fine,Thank you.And youー…?」 と型通りの返事を返す。ちなみに私は朝は弱いので未だに布団の中だったりする。 「Of course,I’m fine.Wake up early!」 「No〜… I’m still sleepy….」 「If you do not get up, I kisses. 」 「…おはようございます」 勢いよく起きた。 「やりゃあ出来るじゃねぇか」 「でも眠いです…」 目を擦りながら政宗さんを見上げる。寝起き過ぎていまいちピントが合わない…。でも今日も蒼い、ということは分かった。(特に必要ない情報だが) 「今日も早いですね…」 「が寝すぎなんだよ。そのうち脳みそ溶けるぜ?」 「わー…、溶けたらびっくりしますね」 会話が少しずれてるがそんなこと気にしない。(というか気付かない)ちなみに私はまだ覚醒しきっておらずぼけーとしてる。 「阿呆面になってるぞ」 「阿呆面って…、そんな乙女になんてことを」 「Ha!誰が乙女だって?」 「もー、目の前にこんな可愛い乙女がいるじゃないですかー」 「その自称乙女は寝起きで髪ぼさぼさだけどな」 「…今気付いたんですけど」 「Ah?」 「なんで政宗さんが私を起しに来てるんでしょうか?」 「んなの決まってんじゃねーか。乱れたを見るた「政宗さまぁぁああああ!!!!!」め…」 再び襖が勢いよく開いたかと思えば今度は小十郎さんの登場です。 「政宗様!いくら政宗様と言えど嫁入り前の娘の部屋に…っ!」 「Oh〜、Coolじゃねぇなぁ小十郎」 「小十郎さん!変態が!!!変態がここにぃぃいいい!!!」 「ま、ま、政宗様!私はそのように育てた覚えはございませんぞ!」 「破廉恥ぃー!」 小十郎さんにたっぷり説教を受けたはずの政宗さんは懲りずに次の日も私を起しに来てまた小十郎さんに怒られるのでした。 ▲もどる |
かすが編かすがの金色の髪がふわりと揺れて、思わず見とれる。(おまけにナイスバディだし)「いいなぁ、かすがは。」 「何がだ?」 きょとんと首を傾げる姿も可愛い。美人は何をしても絵になりますね…、いいなぁ。 「だって髪すごく綺麗だし。キューティクルだし。ナイスバディだし。いいなぁ!いいなぁ!」 「は、はぁ?」 「かすがって綺麗な髪の色だよね!」 「そうか…?」 「うん。だってきらきらしてるもん」 「の髪も綺麗だと思うが…」 なんと!かすがは天然たらしだったのか!(違う) 「だってかすがはきらきらーっておまけにふわふわあってしてるしー」 「意味が分からないぞ?」 「ん?そりゃあ謙信様もイチコロだよなぁって話!」 私が謙信様の名前を出した途端、かすがは顔を真赤にさせてうろたえている。うあー!お持ち帰りしてもいいですか!(なんでやねん) 「な!い、い、い、いちころなどと…!恐れ多い!私は謙信様の剣だッ!そのような…、そ、そのような…」 茹蛸状態のかすがは必死に否定しているが、誰が見てもかすがが誰を想っているかは明白である。ぼふっと音を立ててショートしそう。 「…私は忍びだ。あの方の剣なのだ…、そのようなことは決して…、ないんだ…」 「でも、誰かを大切に思えることは素晴らしいことだと思うよ?」 表情が少し翳って寂しそうに呟くかすがに、ニッコリ笑ってそういうとかすがも笑ってくれた。 「は不思議だな…」 「何が?」 「戦場など無縁な気楽な娘だと思っていたが、真っ直ぐで私はの方が眩しい。」 美人なかすがにそんなふうに言われてこっちが照れてしまう。 「眩しいって…、私はかすがの方が…!」 「…いや、私はもう血で染まっている。しかし、と共にいると全てを忘れることが出来る」 「かすが…」 思わずじーん、と来てしまってかすがの手をがっちり掴む。 「かすが!これからもずっとずーっと一緒に居ようね!ずっと私はかすがのこと大好きだから!」 はにかむように笑うちょっとツンデレなかすがが大好きです! ▲もどる |