「ルルーシュッ!!!」
最近めっきり生徒会室に顔を出さないルルーシュをクラブハウスへ続く廊下で見かけて、思わずその後姿に声を掛ける。振り返ったルルーシュは少し疲れた顔をしている。
「なーんか、疲れてるね。顔色悪いよ?大丈夫?」
に心配されるなんて世も末だな。…寝不足なだけだよ。」
「ルルーシュもお年頃だからねぇ…」
ニヤァと笑ったらルルーシュに小突かれた。
「お前はまたそういう…」
「痛いんですけど…ッ!」
小突かれた後頭部を抑えながらルルーシュを睨む。思ったよりも元気そうだが、やっぱりどこか元気の無いルルーシュに少し不安を覚える。
「なぁ、
「なーに?」
いつも自信たっぷりのルルーシュは珍しく視線を外して少し遠いところを見ながら諦めたような悟ったような何とも言えない表情をしている。
「…や、なんでもない」
「中途半端に止められたら気になるんだけどー」
やっぱりいい、とルルーシュは苦笑して、また歩き出した。私はその背中を目を細めて見つめる。
「ルルーシュ!何でも1人で抱えんなよー」
男の人にしては細い肩が揺れた。

制服のポケットが震えて、着信を告げる。
「…もしもし」
様!どちらにいらっしゃるのですか?もうすぐユーフェミア様の告別式が…』


仮面を被っているのはお互い様、
知っていたよ。貴方がナナリーと共に居ることの出来るシアワセな世界を造ろうとしていたって。…貴方が、私の大切な人(クロヴィス)を殺したことも。
それでも貴方の傍に居たのは、まるで私を見ているみたいだったから。あまりにも愚かで滑稽で、真っ直ぐすぎて危なっかしい。


だから貴方から目が離せない。
大切なものを奪われて、残されたものを護りたいと思うのは必然。盲目的な瞳を捨てなければ、明日は見えない。どうか、貴方に真実を見極める瞳を。