「なんだか、寂しいな…」

ポツリと漏らしたその言葉に反応してこちらを向いたのは隣でおやつの団子食べてるサディスティック星の王子こと沖田総悟。

「なんでィ?体か?体が寂しいんですかィ?」

「あんたの頭ん中はそれしかないの?」

も分かってねェなァ、人間変態だからここまで生きてこられたんですぜ」

「変態は関係ないと思うんですけど」

「変態でなんぼでさァ」

それはキミだけだよ、と言おうとしたけど彼に口で勝ったことは一度もないので諦める。

「なんで寂しいとか思ったんですかィ?」

「蝉がさ、蝉の声がもう聞こえないの」

夏も終わりなんだね、そう思ったらなんだか寂しくなっちゃって。
そう告げて苦笑しながら総悟を見ると、呆気にとられたような意外そうな顔をしていて、普段見れないその表情に飲んでたお茶を思わず噴出しそうになった。

「くだらないって思ったでしょー」

「いやー、もなんつーか、女なんだなァと思いやして」

「聞き捨てならない科白が聞こえたんですけど、」

思わず、頬の筋肉が引き攣る。

「褒めたんですぜ?」

「いや、褒めたとか言う以前にわたし女なんですけど」

「ここに居るとそんなこと忘れるんでさァ」

土方さんって本当に気の毒だ。同情する。そしてあなたの気持ちよく分かります。今度何か奢ってあげようと思った。

「さて、が女ってことを再確認したとこで」

もぐもぐと食べていた団子を飲み込んで、そしてニヤリと黒い笑みを向けられた 思わず硬直する


「キスでもしやせんか?」



これが噂のですか