早めに課題を終わらせたこともあって久しぶりにゆっくり出来る休日のはずだった。太陽も昇りきったお昼に起きて、辺りを見渡せば当然だがルームメイトは既に蛻の殻。リリーの綺麗な文字で「いい加減にしないと脳みそ溶けるわよ」となんとも恐ろしいことが書かれた手紙が私のベッドの上でふらふら漂っていた。未だに回転してない頭で談話室に下りて行く。

リリーの声がして顔を向けると、案の定そこにはリリーにベッタリくっ付いているジェームズとそれを呆れたように眺めるシリウス、リーマスは優雅に紅茶を飲んでいてピーターはその後ろで課題を必死の解いている。
「おはよー…」
「いや、おはようって時間じゃねーし」
、本当に脳みそ解けるわよ」
の場合もう解けてるかもねー」

「「「あぁ、言えてる」」」

容赦のない攻撃には少し項垂れる。しかし、言い返す気力がまだないので敢えて何も言わず少し拗ねながらソファに座った。
「だって、せっかく課題もないのに… 久しぶりにゆっくり寝たいじゃんかー」
「だからって寝すぎなのよ、今何時だと思ってるの?」
怒気を含んだ声色なのに笑顔なのだからなおさら恐い。
「2時です…」
「あら、12時間以上寝たのにまだ寝たりないのかしら?」
「うわーん、リーマス…っ!」
あまりにもリリーが恐いので監督生に縋っている。が、リーマスは私を庇う気なんて毛頭ない。それどころかこの状況を楽しんでいる…!
「流石に12時間は寝すぎだよ」
「だって、私 唯一の趣味が睡眠だから、つい…」

「お前さ、寂しいヤツだな」

シリウスの呆れた声が談話室に響いた。



「あーあーあー!」
「ジェームズ… 寝起きに大声は頭に響くんだけど…!」
万年主席のジェームズくんは可哀相に少々頭が可笑しい。リリーはきっと可哀相になって付き合ってるんだと思う。ジェームズが意味の分からない言葉を発しているからズキズキと頭が痛い。
「ほら!!君の家のフクロウじゃないか!?」
窓にぶつかりそうになっているのはうちの家のフクロウ。思わず立ち上がって窓を開けると、勢いよく私にぶつかる。「う、あ…っ!」と色気のない声とともに後ろに倒れる。
「大丈夫か?」
「ビックリした… ごめん、シリウス」
「いや、いいんだけど、それより これ…」
白と黒が混じった色合いをしているフクロウが持ってきたのは明らかに、そうみんなが目を丸くして見ている それは。


「「「吠えメール…」」」

「えぇぇぇええ!!!!!!」
談話室にはの絶叫とグリフィンドール生の好奇の視線が渦巻いていた。




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